導入事例

USER’S VOICE 課題解決例

実際の導入事例から見る e-kakashi の効果

栽培管理システム「e-kakashi」を活用した導入事例のストーリー

実際に e-kakashi を導入し、「技術継承」「気候変動への対応」「収穫適期の見極め」などの 課題を解決した導入事例を紹介します。

VOICE 1

ベテランと若手の差を埋め、導入初年度から部会全体で増収に

地域福岡県 宗像市・福津市 導入先JAむなかた イチゴ部会 品目いちご(あまおう)
導入前の課題
  • 若手農家とベテラン農家の収量に倍近い差があり、技術継承がうまくいっていなかった。
  • 営農指導員3名で約55件のハウスを担当しており、十分な現地指導が難しかった。
e-kakashi の活用ポイント
  • ベテラン農家と若手農家の栽培条件の違いを、圃場データの「見える化」で比較。
  • ワークショップでデータを共有し、若手がベテランの栽培を科学的に学べる場を整備。
導入効果 ・導入初年度から部会の売上目標を達成。
・2年目には 10a あたり売上が平均約 80 万円アップ。
・若手の技術が底上げされ、地域全体の栽培力強化につながった。

VOICE 2

気候変動下でも収量最大1.6倍・収入1.5倍を実現したジャガイモ栽培

地域北海道 導入先カルビーポテト株式会社 品目ばれいしょ
導入前の課題
  • 豪雨や高温など気象条件の影響で、年によって収量が大きく変動していた。
  • 従来の品種改良や経験だけでは、安定した増収に限界を感じていた。
e-kakashi の活用ポイント
  • 圃場の土壌水分や気象データを常時計測し、かん水タイミングをデータで最適化。
  • 「勘」に頼らず、AIと植物科学の知見を活かした栽培判断にシフト。
導入効果 ・従来手法と比較して、規格内収量が最大 1.6 倍に増加。
・生産者の収入は約 1.5 倍まで向上。
・比重値も改善し、加工メーカーへの安定供給が可能になった。

VOICE 3

収穫適期の見極めで人員コストを抑えつつ、秀品率と収穫量を両立

地域北海道 導入先個人農家 品目トウモロコシ/キャベツ/レタス
導入前の課題
  • 複数品目の収穫適期が重なり、作業ピーク時の人員確保と段取りが難しかった。
  • 収穫時期のズレにより、品質のばらつきや廃棄ロスが発生していた。
e-kakashi の活用ポイント
  • 収穫適期から逆算した防除・作業タイミングを e-kakashi 上で管理。
  • キャベツとレタスの収穫スケジュールをデータにもとづき調整し、ピークを分散。
導入効果 ・無理のない人員配置で作業負荷と人件費を抑制。
・クレームゼロを達成し、秀品率と収穫量がともに向上。
・廃棄率が下がり、初年度で e-kakashi の導入コストを回収。